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ブラウンズで復活なるか?背水の陣で臨むQBグリフィン【後編】 [生沢 浩]

2016年03月30日(水) 11:57

グリフィンはブラウンズでかつての栄光を取り戻すことができるのか。AP Photo/Patrick Semansky

グリフィンはブラウンズでかつての栄光を取り戻すことができるのか。AP Photo/Patrick Semansky

 グリフィンとブラウンズの相性を好意的に見る向きがないではない。その根拠となるのはグリフィンの類まれな運動能力とジャクソンHCのQB育成実績だ。ひざの故障によりかつての脚力がなくなったとはいえ、それでも並みのNFL選手を上回る運動能力をグリフィンは依然として持つ。ジャクソンHCの指導力がその能力を引き出すことができれば再生は十分に可能だというのが肯定派の意見だ。

 確かにジャクソンHCはこれまでにジェイソン・キャンベル(レイダーズ)、ジョー・フラッコ(レイブンズ)、アンディ・ダルトン(ベンガルズ)を育成してきた実績がある。しかし、彼らはすべてポケットパサーであり、フラッコとダルトンに至ってはNFLトップクラスのレシーバーに恵まれていた。現在のブラウンズとは環境が違うのである。

 もっとも、グリフィンも開幕先発が約束されたわけではなく、マッコウンやデイビス、もしくはドラフトで指名される可能性のある新人とポジション争いをして勝たなければならない。ただ単にQB争いをするだけの存在に総額1,500万ドル(約17億円)の2年契約はぜいたく過ぎる。

 グリフィンのようにスプレッドオフェンスで育ったモバイル系QBはNFLで成功するのが難しい。ウィルソンやキャム・ニュートン(パンサーズ)が一定の実績を残してこられたのは彼らがパスの能力も高いからだ。グリフィンやキャパニックが不得手とし、所属チームを追われる大きな要因となった分野である。グリフィンについてもポケットパサーとして新たなスタイルを確立できるか否かがカギとなる。

 まだ26歳と若いグリフィンだが、これまでの経緯からブラウンズが復活への最後のチャンスと思われる。ハイズマントロフィーとNFLのオフェンス新人王に輝いた姿を取り戻すことができるか。NFLに次世代を予感させたグリフィンが背水の陣で生き残りを賭けたシーズンに臨む。

読者の皆様へ:
 2008年の10月から連載してきたこのコラムも今回で最終回を迎えることになりました。 これまでお送りしたコラムは計328本。ここまで長く、たくさんの連載を続けて来られたのもひとえに読者の皆様のおかげです。長い間のご愛読、ありがとうございました。末尾ながら読者の皆様のご健勝とアメリカンフットボールの益々の発展を祈念し、あいさつと代えさせて頂きます。

生沢 浩

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コラムニスト紹介

生沢 浩

生沢 浩[いけざわ・ひろし]1965年 北海道生まれ
ジャパンタイムズ運動部部長。上智大学でフットボールのプレイ経験がある。『アメリカンフットボールマガジン』、『タッチダウンPro』などに寄稿。NHK衛星放送および日本テレビ系CSチャンネルG+のNFL解説者。著書に『よくわかるアメリカンフットボール』(実業之日本社刊)、訳書に『NFLに学べ フットボール強化書』(ベースボールマガジン社刊)がある。日本人初のPro Football Writers Association of America会員。

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