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QBマニング、スーパーボウル優勝を引退の花道に【後編】 [生沢 浩]

2016年03月09日(水) 11:36

パス獲得距離、TD数、生涯勝利数など数々のNFL記録を打ち立てたQBマニング。AP Photo/Gregory Bull

パス獲得距離、TD数、生涯勝利数など数々のNFL記録を打ち立てたQBマニング。AP Photo/Gregory Bull

 古くは試合の中でごく限定的に使われていたショットガンフォーメーションやノーハドル戦法を通常のプレイとして使われるようになった背景にもマニングの存在がある。ショットガンはあらかじめスクリメージラインから下がっているためにディフェンスを読む時間的余裕が生まれる。フットワークが得意ではないマニングには利用価値の高い隊形だ。ノーハドルは瞬時判断力と正確なパスが要求される。どちらもマニングの得意分野だ。これらを駆使することでマニングは強力なパスオフェンスをコルツとブロンコスで実現させた。

 同じ時代にトム・ブレイディといったライバルを得たこともマニングがパサーとして成長する一因となった。コルツ、ブロンコス時代を通じてブレイディが所属するペイトリオッツとAFCの覇権を争う上でパス能力の向上は必須だった。後進のドリュー・ブリーズ、アーロン・ロジャースが加わったことでさらにNFLのパスレベルは上がったが、その先を行ったのがマニングだった。いずれのQBも肩が強く、パスのコントロールがいい。こうしたパサーが切磋琢磨することでお互いの技術がさらに向上し、得点力の高いオフェンスが誕生したのだ。

 そのマニングがゲイリー・キュービアックHCの方針により、得意のパスを封印して最後のシーズンを戦わざるを得なかったのは、内心じくじたるものがあるだろう。しかし、これがスーパーボウル優勝という最高の形で結実したのだから皮肉なものだ。

 昨季は初めてバックアップという立場を味わった。ブロンコスがブロック・オスウィーラーを先発QBとしてペイトリオッツを破った時、マニングは事実上引導を渡されたと言っていい。

このまま控えでシーズンを終えていたらマニングは後悔を残したままNFLを去ることになっていたに違いない。プレイオフで先発復帰してスーパーボウルまで勝ち上がることができたのは、彼のこれまでの功績を認めたフットボールの神様がくれたご褒美だったのかもしれない。

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コラムニスト紹介

生沢 浩

生沢 浩[いけざわ・ひろし]1965年 北海道生まれ
ジャパンタイムズ運動部部長。上智大学でフットボールのプレイ経験がある。『アメリカンフットボールマガジン』、『タッチダウンPro』などに寄稿。NHK衛星放送および日本テレビ系CSチャンネルG+のNFL解説者。著書に『よくわかるアメリカンフットボール』(実業之日本社刊)、訳書に『NFLに学べ フットボール強化書』(ベースボールマガジン社刊)がある。日本人初のPro Football Writers Association of America会員。

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